先日の東京マラソン前にエネルギー充填のために炭水化物を多めに取っていたら1キロほど太ってしまいました。フルを走ったのに太るなんて。。。。
さてさて、今日は部分痩身とダイエットの違いのお話しです。
この両者は全く違うものです。しかしながら我が国では(世界でも)この2つを混同している人の方が圧倒的に多いのが現状です。
我が国において、エステの広告などで局所・ウエストを揉んだり・絞り出したり?している施術でも、結局のところ体重の減少幅が強調されています。ダイエットには皆さん興味があっても、局所がどれくらい綺麗になったのかに関しては無関心です。
部分痩身というのは、もちろん体重減少でもありませんし、そもそもウエストを何センチ減らすかというよりも、出っ張った皮下脂肪を減らし、ボディラインを整える治療なのです。ただ、局所の形状を表現するのは難しいのでウエストサイズでその効果を表現するしかないのです。
最近の考え方として、単に皮下脂肪が多い部分を綺麗にするというよりも、腹部などのボディラインを見ながら、減らすべき部分、美しい曲線・若い頃のような形状を取り戻すにはどうすれば良いかをデザインして複数部位治療する手法が出てきました。
これが本来の部分痩身です。ボディコントゥワリングとも言われます。ただ一般にはなかなか浸透しません。おそらく良いネーミングが生まれないと一つの大きなムーブメントにはならないでしょう。
クルスカ、トゥルスカ、ウルトラアクセント、ライポ、キャビテーションなどなどクリニック毎・機器毎に名前をつけても、大きく美容市場を変えることはできません。既に一般化した「レーザー脱毛」は皆さん知っていても、「ジェントルレーズ」などという機器の略称を言われても何をするかなんて一般の人は分かりません。やはり全ての機器に通じる名称が必要なのですが、現状ではそれぞれの機器の優劣ばかりをクリニック・機器会社が取り上げ、機器名・施術名先行になってしまっているのがマーケットが大きくならない最大の原因であると思います。
レーザー脱毛みたいなシンプルで共通の一般向け名称ができれば。。。。
既に我々が使っている部分痩身という名称はどうしても「痩せる」ことを連想させてしまいますし、体を絞るというかラインを綺麗にすることがすぐ連想できる名称、何かないでしょうかね。
以前より「お腹ダイエット」という表現を私はしていたのですが、これも苦肉の策です。ダイエットという一般化された呼称を局所部位と組み合わせることでイメージできるかなと思ったのです。しかし、それによって男性の太鼓腹(内臓脂肪)の、(形状ではない)サイズダウンの治療かのように誤解を受けてしまうこともあります。
ボディコントゥワリングだからやっぱり「ボディコン」か(死語)??それとも脂肪をそぎ落とす「シェイビング」か??
う~~ん、難しいです。
現状、部分痩身の本当の意味・効果を理解して頂ければ、現在の機器、当院におけるゼルティック/クルスカやアクセントウルトラの施術は結果を出すことができる手法です。そして、結果を出すには時間がかかりますから、今の時期に始めるのが最適なのです。特にゼルティックは、痩身系では少ない回数で腹部を主とした局所変化を得ることができますし、そのためトータルで見るとエステのように何十万もかかることなく効果を出せます。一方、なかなか取れにくい背中や腰周り、太もも・膝上の脂肪などにアクセントウルトラを用いるとセルライトの除去とともに形状が変化します。
これらを使い分けて、薄着の季節に向けて「ボディコン」を着てしてみませんか?
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部分痩身とダイエット
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