今年を振り返って

今年の診療は明日３０日までで終了となります。

ご来院頂いた多数の患者様、私に沢山指導をして下さった多くの同業の先生方、有益な情報を提供して下さり助けてくれた業者の方々、いつも私を支えてくれる素晴らしい当院のスタッフ、そして私の性格を理解し常にサポートしてくれる家族、皆さんに御礼申し上げます。本当に有り難うございました。

この１年間も、非常に充実した年でした。
クリニックの診療予約は直前キャンセルが生じた時以外は通年で満杯であり、沢山の患者様にご来院頂きました。予約が取れずに、多くの方にご迷惑をおかけしました。申し訳ありませんでした。毎年変わらぬ状況なので、そろそろ何とかしなければとは思っています。

機器は経年劣化したものを更新しつつ、新しい治療機器も複数台導入しました。来年早々にもまた２台、これは旧型の更新ですが、新規に導入します。
最新の治療機器を用いて、新しい治療をするのみではなく、スタンダードなものもバージョンアップさせてより質の高い治療ができるよう、来年も最大限努力します。

ヒアルロン酸などの注入剤も厚生労働省承認の製品を含め、選択肢を増やしました。また新しい理論や技術の習得のために海外を含めて研修にも参加し、質の高い最新の治療が出来るように最大限努力をしました。

手術に関しては、特別告知はしていませんが、継続的に例年通りの症例数を執刀しました。ただ、今年は他院の修正手術が多かったような気がします。

学会活動も趣味ということで相変わらず沢山させて頂きました。形成外科学会、皮膚科学会での講演・口演をはじめ、美容外科学会、美容皮膚科学会等でもシンポジスト・パネリストとして発表させて頂きました。それ以外にも業者さん主催の新しい機器・注入剤のセミナーで講演をさせて頂きました。
数えてみると、１年で２９回。
そのような多数の機会を得たことは本当に有り難いことです。来年も続けていきたいと思います。

その他、私の書いた学術書の韓国語翻訳版が販売されたり、同じく韓国で一部分担執筆の書籍が販売されたりと、ハングルを喋ることができない私が美容大国の韓国で色々と仕事をさせて頂いた年でもありました。


一方で、私自身の未熟な技術のために満足のいかない結果となった患者様も多数いらっしゃると思います。ご迷惑をおかけし、本当に申し訳ありませんでした。
もちろん美容医療は魔法ではありませんが、もっと実力をつけて現在医療において可能な最大の結果を導き出せるよう努力していく所存です。

新しい話題の機器を導入したり、学会発表をしたり、他のドクターに講習会で指導をすると、ついつい自分の力を過大評価してしまいがちです。しかし、本当に腕のある、知識のある医師は常に謙虚で人間性も優れています。
私自身はまだまだ未熟であり、常に諸先輩方のような「医師の良心」を忘れないようにしなければと思います。勘違いしないよう、まだまだ不足する自分の力をもっと高めなければいけないと思います。

もっと沢山の知識を身につけ、良質な美容医療ができる医師になるよう、来年も奢ることなく、自分を大きく見せることなく、本当に患者様から信頼して頂けるような、正しい美容医療を目指して、真っ直ぐに進んでいきたいと考えています。

足りない部分が沢山あり、皆様にはご迷惑をおかけしますが、来年も何卒宜しくお願い致します。