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Channel: 美容外科開業医の独り言
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日本美容外科学会 in 京都〜その2〜

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前回の続き。

日本美容外科学会2日目です。

まずは朝からシンポジウムを拝聴。老化の真実というテーマで、顔面の加齢による変化を解剖や画像などから検討する内容でした。

国際医療福祉大学三田病院放射線科の奥田逸子先生の表情筋に関する画像で捉えた知見はいつ見ても新しい発見があり、今回もとても勉強になりましたし、新しいアイデアも見つかりました。最近直接お話しさせて頂く機会も何度かあり、今後も色々と御教授頂けそうです。他にも東京医科歯科大の解剖学、秋田恵一先生のMalaris muscleという下眼瞼周囲の筋肉に関する知見、表情筋と側頭筋群の関連性、これは今流行りのヒアルロン酸でのリフトアップにおいてキーポイントにつながる内容でした。今まで少しモヤモヤしていたものがすかっと晴れたような、自分自身の中で「見えてきたもの」がありました。なぜヒアルロン酸をポイントに極少量注入したら引き上がるのか、明確なビジョンを持つことができるようになりました。ボリュームとして顔を作る手法と異なり、正しい位置に注入しないとリフトアップ効果は短期しか得られません。線維状構造や靱帯、特定部位の連続性など,今回のシンポジウムを聞いてかなりクリアになりました。また自分流の注入方法に磨きをかけていきたいと思います。

もちろん,機器によるリフトアップ効果に重要なポイントも、経験的に分かっていたものの理論的裏付けが取れましたので、これも大きな収穫です。

 

やはり解剖は重要だと再認識。頂いた知見をもとに自身の知識を組み合わせると様々なアイデアが生まれます。そういった意味でも学会というのは有り難いです。

 

そしてお昼はピコ秒レーザーのセミナーでの座長。講演された元町形成外科の橋田直久先生と東海大学形成外科の河野太郎先生と一緒に。橋田先生とはおそらく20年来のお付き合い。レーザーを古くから知る形成外科医のお一人です。

 

そして午後からは国際美容外科学会へ数時間だけ参加。しかし会場は閑散としてました。海外のドクターは京都観光の方が忙しかったようです(笑)

知り合いのドクターが参加しているはずなのに、一度も会場で見かけませんでした。。。。

 

 

そして、最後は機器のセッションでの一般演題口演。プラズマを利用した機器プレクサーによる上まぶたのたるみ治療の成績を発表しました。このプレクサー、患者様の評判が良く、ダウンタイム(1週間のかさぶた)を要するものの、かなりの方が治療をお受けになっています。

 

翌日も学会参加の計画で京都の宿を取ったのですが、ちょっと予約状況が大変なことになっているので、宿泊だけして朝一番の新幹線で帰京。診療となりました。

折角なので,京都の美味しいものを堪能。

 

松茸や柚子鍋、豆腐。

 

何だか中身のないブログになってしまいました。。。。

 


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