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Channel: 美容外科開業医の独り言
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米国レーザー医学会参加 in boston〜その2〜

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前回の続き。
翌日、いよいよ学会初日です。
午前中は米国のメディア取材を受けました。と言っても、ラウンドテーブル形式で、米国の高名な先生方と一緒に、新しいピコ秒レーザーの実際の効果についての討論会。それをまとめて記事にするそうです(医師向けの雑誌だとか)。
参加されたドクターは世界的にご高名な方も。リストに載っていない大御所も参加してビックリ。
メディア

こういう場で発言するのは、なかなか勇気が必要ですが、アジア人のシミについての話題では、アジアから参加したのが2人のために喋らざるを得ず、もう一人の河野太郎先生からのサポート、時には意見の食い違いもありながら、何とか終了(^^;)
メディアドクター

もう少し語学力や自己主張する力に長けていればいいのになと実感。
冷や汗を拭き終わったら、学会参加。
会場

今回、学会の演題において皮膚領域では2つの内容が大半を占めていました。つまり今年世界が注目している機器は2つ。ピコ秒レーザーと部分痩身機器。他の治療に関しては1演題程度ずつ、話題は絞られていました。今現在、最新の機器というのはこの2種類であり、レーザーを主に仕事をしている世界的知名度のある医師たちは、これらを導入し実際に治療を始めているということです。
実は今回の学会参加は、この2種類の機器の情報を得るためです。レーザー医学会だから出たいのではなく、導入した2種の機器の最新情報が得たいから米国まではるばる足を運びました。今回ご一緒したクロスクリニックの石川浩一先生も同じく2台購入したので、二人で参加を決めました。前日の会社訪問もこの2つの機器について知見を深めるためでした。
日本ではまだまだこれらの機器は浸透していませんので、生の情報が少ない状況です。

ただ、ピコ秒レーザーのセッションでは日本人も大活躍。東海大学の河野太郎先生と東京女子医大の根岸圭先生が演者で、高い評価を受けていました。アジア人にとってはピコ秒レーザーはシミの救世主になる可能性を秘めていますので、この先生方のご発表は頼もしい限りでした。

そしてピコ秒レーザーに関するマニアック情報として、当院に導入済みのPcowayが3つめの波長を出せるようになります。
3波長
内部に組み込まれた第3の波長はスイッチ一つで変更できます。本来入れ墨の多色除去のためですが、この波長はシミにもかなり有用です。

さて、学会初日も終了し、お遊びのイベントも開催されました。

フェンウェイ

ボストンと言えばレッドソックス。その本拠地のフェンウェイパークで開催されたレーザーメーカー貸し切りのイベントに参加しました。
サイノシュア

球団マスコットのウォーリー・ザクリーンモンスターも来てました(^^)
マスコット

イベントでは世界的に高名なドクターも沢山参加していて、記念写真をパチリ。

tanghetti
Tanghetti先生と。

weiss
Weiss先生と。

Tanghetti先生の御講演でいつも疑問に思っていたことがあるので今回質問させて頂き、有益な情報を得ることができました。Weiss先生は一緒にお食事したことを覚えていてくださり、ちょっと嬉しかったです。私のような東洋の果てから来た無知な医師に色々な事を教えて下さるのがお偉い先生の凄いところです。もっと勉強しなきゃいかんですね。

偉い先生方とお話しすると、いつもよりお酒が回り、時差もあって、ホテルに到着したらまぶたが重くなりました。。。。
次回へ続く。

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