今日は今年の診療最終日となります。来年は1月6日から診療再開となります。休診期間中はご迷惑をおかけしますが、何卒ご容赦ください。
今年1年、多くの患者様に来院頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。全員に満足して頂く事は出来なかったと反省しております。未熟でご迷惑をおかけすることもあったかと思います。まだまだ力不足です。お詫び致しますとともに、来年はもっとレベルの高い医療を目指していきたいと思います。
さて、
今年もまた診療と講演・執筆活動にて休む間もなく働きました。我ながら充実した1年でした。
診療においてはピコ秒レーザーpicoway、部分痩身レーザーSculpSure、プラズマ機器のPlexrなどを新規導入し、今や当院になくてはならない治療メニューとなりました。また総合的にたるみの改善を図るコンビネーションリフト(機器、ヒアルロン酸、糸の同日治療)、ヒアルロン酸・レディエッセによる顔面骨格や支持靱帯を考慮したリフトアップにおいて海外の知見を組み込んだ当院独自の手法なども症例数が急増しました。そしてなぜか手術件数も増加。
学術活動においては、今年は国内外で45回の講演・学会発表をさせて頂きました。執筆に関しては医師向けの教科書分担執筆や学術論文を数編、韓国での連載執筆。学会参加では米国・台湾・韓国など海外へも出向き、新しい知見を取り入れ診療に活かすことができました。機器のアジア人向けパラメーター設定や機器開発にも関与させて頂きました。
今年のテーマは、より良い最新治療を取り入れ、従来できなかったことを可能にするだけではなく、既存の治療法をよりブラッシュアップすること、つまり診療の質を上げることでした。そして医師向けの講演をすることで、正しい美容医療の普及、より多くの患者様・医師がハッピーになることも目指してきました。
私も50代、医師歴20数年です。私を育ててくださった諸先輩方を見習って、利益やビジネス、名声のための自己欲ではなく,業界に少しでも還元できるような活動も目指してきました。
私の恩師が「開業医は目の前の患者さんに最善の治療する義務があるが、それだけではなく自分の技術や知識を他の医師に伝えることによって、もっともっと多くの患者さんが幸せになる、そういった社会貢献も考えるべきだ」と言っていたことを心に刻み、これまで活動してきました。自分の利益にだけ走る医師もいますが、私はそのようなスタンスとは別の世界を歩んでいきたい、そう願っています。もちろん知識・技量においてはまだまだ未熟な私一人にできることは微々たるものですが、少しでも多くの医師が同じ気持ちで活動することによって、業界全体が底上げされていくのではないかと思います。
美容医療は魑魅魍魎の住む世界、医療としては異端な業界ではあります。その中でもさらに非外科的な手技を主に据えた診療は形成外科医にとってはまだまだ受け入れられるものではないかもしれません。しかし全世界的に社会・患者ニーズはこの方向に向かっています。来年も引き続き、活動を続けていきたいと思います。
ただ、少し活動をセーブしないと、今年はあらゆるプライベートが犠牲になりましたし、肉体的にもバテてしまいました。質より量にならないよう、より高い質の美容医療を個人・業界へ提供できるよう来年は励みたいと思います。
最後に、
こんなヘンテコな医師・人間「宮田成章」を応援し信頼してくださった多くの患者様、サポートしてくれた当院スタッフ、常に知識・技術の情報交換をして私のレベルを上げてくれた国内外の友人医師、新しい情報を提供して私のスキルアップに貢献してくれたり、機器の保守を年間通じて完璧にこなしてくれた業者の方々に感謝致します。
そしていつも文句を言わずに仕事へと送り出し体調管理をしてくれた愛する我が妻へも最大限の感謝をしたいと思います。
来年も宜しくお願い致します。