またちょっとブログサボり気味です。。。。
少し前になりますが、1月最後の週末は福岡で講演でした。
いつもお世話になっている赤坂クリニックの吉家弘先生が院長を退かれ、ナンバー2の木下浩二先生が新院長に就任されるという大きな節目のタイミングで、吉家先生と講演をご一緒させて頂きました。
前日夜は宴会。奇しくも誕生日が近いためお祝いの席に。
今回の講演会は参加者も多く大盛況。さすが吉家先生の人望です。
私の講演は、各種レーザーを用いた美容医療に関してでした。
QスイッチレーザーAlex Trivantage,脱毛用レーザーGentle LASE family、ピコ秒レーザーPicowayの他、万能型炭酸ガスレーザーCO2RE(コア)について解説させて頂きました。
今回の目玉は脱毛用レーザーです。今更?と言われるかもしれませんが、大きな出来事がありました。薬事承認、つまり国がレーザー脱毛機を正式に認めたのです。
日本国内では「長期的減毛」に効果があるレーザーというのは厚生労働省は承認・認可をしてくれませんでした。これだけ一般化していても、許可をしてくれなかったのです。医師が個人の裁量で実施をしていたのが現状です。しかし(永久的な)脱毛は医療行為であるという厚生労働省通達も出ています。一方のエステの機器は堂々と脱毛できると謳い、広告も自由です。
何という矛盾。消費者庁は相変わらずこういったことに興味を示さず、改善ではなく消費者からクレームが出なけりゃそれがベストという考えです。
しかし、ここに脱毛用として医療機器が承認されたため、医療行為としての脱毛は晴れてクリニックの治療の一環としてオフィシャルに認可されたわけです。
大きく流れが変わるかもしれません。脱毛機器は医療機器なのですから。
そして医師側からすると、承認機器というのは非常に導入しやすく、他社の未承認機器よりも圧倒的に有利です。そのうち他社も追随してくると思いますが、当面はこのジェントルレーズプロが脱毛の主役の座についたというわけです。
今回、吉家先生はレーザー脱毛の理論を独自に分析され,非常に理に叶った考えで解説されました。
レーザー治療は、その理論から考えてみることが重要です。ただやみくもに治療だけしているのは医師ではありません。そういったことを真正面から我々に問いかけてくださる吉家先生のことをいつも尊敬しております。