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Channel: 美容外科開業医の独り言
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日本レーザー医学会総会に参加 in 浜松

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週末は浜松で開催された第40回日本レーザー医学会総会に参加してきました。
この学会は皮膚科形成外科だけでなく内科を始め各科の医師や工学関係の研究者が集まります。基礎的なお話は時に私の固まった頭の中を柔らかくしてくれます。
 
 
さて、今回はシンポジウムと要望演題の2つで発表でした。
シワたるみの機器治療と、ニキビ痕のレーザー治療について、です。
シワたるみの機器治療については最近様々な学会等で講演依頼があり、毎度新しい内容を盛り込むのに苦労しますが、今回は口の中からレーザーを照射するほうれい線の治療法と、顎下のたるみに対するウルトラセルQプラスの新モデルについても少しお話しさせて頂きました。
 
ニキビ痕は炭酸ガスレーザーを用いた治療について私のこだわりを発表しました。フラクショナルレーザーの効果の限界とフルアブレーション、つまり皮膚を面状に削り取る手法について。面状に削るのは治療後長期赤みなどが残りますが、結果はずば抜けています。数年の経過観察している方を見ても、たるみの影響以外はほぼ結果をキープできる手法です。短いパルスレーザーで処置すると表層のみの熱変化なので、効果が短期に終わる可能性もあります。深部までいかに安全にしっかり熱作用を及ぼすかが鍵になる治療です。特定の機種の特殊なスキャナでしか達成し得ない長期結果、もちろん治療手技の問題や皮下癒着が強い人など適応を誤っても効果は続きません。傷跡というのは1〜2年で柔らかくなってしまうものです。しっかりリモデリングすることが重要です。そこを理解して機器を導入しないといけないのですが、もちろん機器ごとに特長があるので、結局は複数台導入して使い分けています。同じ炭酸ガスレーザーと言えども、各製品によって大きく違います。
 
さて、浜松グルメも。
 
 
ちょいと食べすぎました。。。。
 
 
翌朝は浜松をRUNで観光。
浜松城址。
 
佐鳴湖。
 
亀山トンネル。
午前中は時間に余裕があったので14 kmほど走れました。
 
そしてお昼も餃子でランチ。
 
 
 

その後は評議員会に出席して、シンポジウムを聴講して帰宅。

しっかり勉強して、しっかり食べた週末でした。

 

そして火曜の祝日も、京都まで日帰りで医学書出版に関するお仕事。ちょっと休みがほしいかも。


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