昨日はお台場で開催されたダイエット&ビューティフェア2013に行ってきました。
エステの総合展示博みたいな催しです。
現在のエステでのトレンド、時代の流れを見るには最適なので、昼休みを利用して見てきました。
沢山の人が来場しています。
各社のブースが広い展示場内に多数出展されており、全体の流れとして数年来続いているラジオ波(高周波、RF)機器出展が最も多く、さらに目立ったものとしては脂肪凍結(冷凍)による痩身機器がありました。この手の機器は医療側ではゼルティック「クルスカ」があります。施術直後は完全に脂肪がシャーベット状になりますが、エステのものは聞いてみると殆どが凍ることはないようです。施術時間も20分程度とか(ゼルティックは1時間がっちり凍結させます)。
ということは効果もあるのか、ちょっと???です。まあ冷やせば少しは脂肪が減るのかもしれませんが、細胞を破壊していれば、医療行為になってしまい、エステで実施したら医師法違反、傷害罪になってしまいます。また温度コントロールが悪いと皮膚が凍傷になってダメージを受けたり、色素沈着が残る結果となるでしょう。
もちろんこのあたりはエステ向けということでパワーを下げたりしていると思いますが、効果とのバランスでしょう。
ただ、医療の機器だけでは部分痩身というのは認知されるにはほど遠い状況です。エステで、効果の有無は別としてこの手の機器が多数登場すれば、部分痩身マーケットというものが形成、広く認知されることになり、結局消費者の目は医療に向いてくれるのではないかと期待できます。いよいよ部分痩身の需要が高まることになるかもしれません。
中には良さげな機器もあったりしますが、簡易型の安価な機器が多かったような
さて、我々医療側から見て面白そうな機器としては、レーザーによる顔面の3次元測定器が出展されていました。
まだ試作品とのことですが、実際に自分の顔を撮影していただき、その可能性に期待が持てました。
他にも韓国の美容外科医Lim先生の写真が掲げられた機器も出展!!
商売上手です、見習わなければ。。。。
毎年この手の展示会は見に行っていますが、美容医療とは規模が桁違いで、まだまだ我々医療の仕事はエステには数的には負けています。市場規模の違いに唖然です。
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ダイエット&ビューティフェア2013
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