Quantcast
Channel: 美容外科開業医の独り言
Viewing all articles
Browse latest Browse all 654

ヒアルロン酸注入の手法と本数

$
0
0
当院は来週、夏期休診とさせて頂きます。
診療再開は8月10日(月)からとなります。ご迷惑をおかけ致しますが、何卒ご理解のほどをお願い致します。


最近、ヒアルロン酸などをはじめとした注入剤の治療が局所から全体へ、全体から輪郭形成、リフト作用へと変化しています。

ここ数年、海外の学会や注入系セミナーに参加すると必ず、老化のメカニズム、何が変化しているのかをベースにして、その上でどこに注入すれば良いかを論じるものが多くなってきました。
当院でも5年ほど前より適所に輪郭を形成するように少量ずつ注入する手法を取り入れてきました。
凹んだ部分を完璧に膨らませるような施術は表情などによって違和感が生じます。注入剤はあくまで異物であり、筋肉や脂肪のような動きは生じません。芸能人ならともかく一般の方は違和感を周囲に感じさせるような、めい一杯の注入は避けた方が無難です。
そしてまた最近では、極少量を顔の決められた位置に注入してリフトアップ作用を得る治療法(ビスタシェイプ)なども開発されてきました。
私自身はそれよりは若干多く注入したいですし、その部位も、頬骨が高く平坦しかし個人差の大きい日本人だと一律には言えない気がしますが、それらも取り入れてアレンジしつつ顔の輪郭を綺麗に整えて若く見せるよう施術をするようになってきました。

ただ、注入剤というのは何本入れるかで費用がかなり変わってきます。そのため1本だけで仕上げることをお勧めしているのですが、私自身で決めた費用設定に囚われてしまい、もう少し入れた方が綺麗になるのになと思うこともしばしばです。その場合には費用は若干抑えめにして追加注入を勧めているのですが、だんだん現状に沿わなくなってきましたし、私自身も本数にこだわらずに最良の結果を得たいと考えるようになりました。

今のところ、コンビネーションリフトという手法で、機器や糸も含めた、ある意味、「おまかせコース」のような治療を使って、注入剤1本か2本かなどに囚われないようにして悩みを解消しています。

そして、近日中に注入剤の治療費設定を大幅に見直すつもりです。特に複数本の場合に安価となるようにしていきます。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 654

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>