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Channel: 美容外科開業医の独り言
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新しい機器の試用、開発、諸々。

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最近は新しい機器の試用依頼が増えてきています。
学術モニター治療をいずれ開始するかもしれないものもありますし、とりあえず使用感をチェックするものもあります。
前回書いた機器をはじめとする韓国製の製品もありますが、最近は欧米諸国の製品が増えています。開発に関与させて頂くお話しも頂いたり、また国内製品も面白い開発の話しなどを伺ったりと、開業医の枠を超えて,色々とワクワクする情報を頂いています。

当院でテスト予定なのはこの2つ。

tixel

plexr


まだ詳細を書けないものもありますが、この写真のうち下の機器は、以前のブログで書いたプラズマを用いた機器です。made in Italy!
しばらくの間テストして、良好であれば患者様にもモニター協力を頂きます。上まぶたを手術なく改善する機器で、昨日到着しました。他にも口周りのシワに使えるとか、果たしてどれくらいの効果が出るのか期待度大です。ただ、腫れやかさぶたも生じる、いわゆる形成外科・美容外科医向けであり、手術的な技量、解剖学的知識が要求される機器です。

最近は様々な機器に関して海外から直接情報提供を頂き、日本への導入などの相談を受けることも増えました。
ただ、私は一開業医。ビジネスとして機器が売れるための協力,メーカーの宣伝マンではなく、患者様にとって本当に有益な機器かどうか、効果が出るかどうか、特に日本人に有効なのか,受け入れられるのかを判断するのが仕事です。それを地道におこない、メーカーに信頼に足るような情報を提供し続けることが重要と考えています。
今世界的に話題の新しい技術であるピコ秒レーザーにおいても同様で、それを加味した上で機器を選定している最中です。
もちろん全てのメーカーに良い顔はできませんが、1台、2台と触手を伸ばし、場合によっては大きな投資をしなければいけないかもしれません。

しかし、こういう仕事はワクワクします。
患者様にとって有益であり、かつメーカーにとっても有益、それが最終的に自分へと戻ってくる、結果として診療レベルを上げていく一つのステップと感じて今はビジネスだけではない、ライフワークになっています。


そんなことができるようになったのも、医師向けの書籍を執筆・日本と韓国で出版させて頂いたからと、韓国で1年以上にわたって毎月執筆している美容医療の記事のおかげかもしれません。
有り難いです。
イチからはじめる美容医療機器の理論と実践/全日本病院出版会

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