昨日、一昨日と日本美容外科学会(JSAS)に参加です。開業医の先生方を主とする美容外科の学会で、大学の形成外科を主とした学会とはまた異なった、自由な雰囲気があります。今回は聖心美容外科の総院長 鎌倉達郎先生が会長。学会は手術が主たるテーマになりますが、私は機器を用いた若返り治療全般についてと、世界初の脂肪融解レーザーSculpSureについて講演をしてきました。
幸い今年はクリニックからタクシーで10分のANAインターコンチネンタルホテルが会場。仕事の合間で学会参加できました。ここ数年は毎年講演や座長をさせて頂いております。ランチョンセミナーは3年連続かも。。。。
まず初日の朝一番「ダーマルセッション」という時間枠で、「機器を用いた顔面若返り治療の現実と長期結果」という内容の講演をさせて頂きました。サーマクールやウルセラの治療効果の実際について解説し、脂肪や骨の萎縮に対しては結果を出せないので、その部分は糸やヒアルロン酸治療が必要であること、併用療法で長期に効果を得ていくことの重要性をお話ししました。また老化予防機器であるテノールがどれだけ長期間の結果を伴っているのかも、実際の症例を供覧して頂きながら解説、証明をしました。
個人的にはテノールの予防効果を最近は理論的にも実際にも証明できるようになり、患者様に対する推奨度はどんどん上がっています。そして実際にお受けになって満足される、数年間リピートを続ける方の数も増加中で、この患者様達が当院のアンチエイジング治療のベースとなりつつあります。
右から演者のあらおクリニック荒尾直樹先生、座長をしていただいたクイーンズスクエアメディカルセンター皮膚科の尾見徳弥先生、演者のクロスクリニック石川浩一先生と一緒に。
そのままクリニックにとんぼ返りをして、その日は通常診療。翌日もお昼に少しクリニックを抜けてランチョンセミナーの講演(座長 湘南美容外科総院長 相川佳之先生)。
「Non invasive laser body sculpting system SculpSure(スカルプシュア)の新たなる可能性」という題での講演です。この機器は世界で初めてレーザーで脂肪を融解、ぜい肉取りの治療をするものです。今までは凍結脂肪破壊のゼルティック社クルスカがメインとなっていた米国の機器販売が一変して、このスカルプシュアの参入で、双璧となりつつあります。実際に先月に出張したボストンでの米国レーザー医学会でも、部分痩身・ぜい肉取りに関してはスカルプシュアの発表ばかり。スカルプシュアとクルスカ、2つの脂肪融解機器が市場を引っ張っていくのでしょう。確実な効果があり、当院でも現在モニター施術中です。
当院ではこの2つの機器をメインに、セルライト除去や代謝亢進を兼ねる、顔面の施術をするという場合にはアクセントウルトラを、強制的な運動の補助にはACボディを用い、痩身治療をおこなっています。
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第104回美容外科学会(JSAS)
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