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Channel: 美容外科開業医の独り言
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穿けないジーンズ、着られないドレス

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気がつけば4月。来週にある学会準備が滞って焦り気味です。

焦り気味と言えば、最近の暖かさで徐々に薄着の季節。ボディラインの崩れを気にして来院される患者様が増える季節です。

当院では主にスカルプシュアとクールスカルプティングという脂肪減量機器を使用しています。

以前から書いているように、これらは体重減少やサイズダウンという漠然と脂肪を取る機器ではなく、ボディラインを整える機器です。

20代の頃は多少太っても大きく身体のラインが崩れることはありません。しかし加齢とともに、例え体重が変わっていなくても、スリーサイズに大きな変化がなくても、ボディラインは確実に変化します。見えないところにぜい肉が付いている、「内緒の脂肪」がボディラインを崩して見せます。

数年前は穿けたはずのジーンズがきつい、試着してみて鏡を見たら青ざめるなどなど、女性からはこのような悩みをよく伺います。また背中の開いたドレスを欧米人のように年齢を気にせず着たいなどという悩みも。

脂肪を減少させる機械はこのような目的に最適です。ボディラインを作っていくことが出来ます。

脂肪吸引のように手術ではないですし、痛みも少なく、日常生活には何の制限もありません。

しかし、ただダイエットしたいという目的には向いていません。ダイエットはやはり食事制限と運動です。

 

あともう一つ、重要な事が。

これらの機器は2回以上の回数を要しますし、効果発現に6週以上かかります。

瞬間的に脂肪が破壊されるなら激痛になります。脂肪細胞にダメージを与え緩やかに細胞死へ導くさせていくため、時間が必要なのです。来月には綺麗にと言われても、時間が足りないのです。

この点が問題でもあり、逆に安心でもあるのかなと思います。

 

 

 


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