学会3日目。
本日はランチョンセミナーでの講演。高性能炭酸ガスレーザーについてです。初日にも炭酸ガスレーザーの講演をしましたが、別会社の機器です。
日本で初めてフラクショナルレーザーとして美容目的での承認が得られた炭酸ガスレーザーCO2RE(コア)の臨床効果、理論などを概説しました。
座長の東海大学形成外科 河野太郎先生と「アザの治療」講演をされた西堀形成外科の西堀公治先生とともに。
学会3日目ともなると,いつもは閑散とする傾向にありますが、かなりの数のドクターが聴きに来て下さりました。
このCO2RE、非常に多機能で、炭酸ガスレーザーとしての機能の全てを持っていると言っても過言ではありません。
初日に講演したのはAcupulse(アキュパルス)という機器で、これも優れた機能を持っています。
何が違うのか、それは使えば分かる差なのです。どちらが良いというものではありません。
多くの医師は炭酸ガスレーザーに購入費用をかけず、安価に済ませようとします。ほくろを取ったり、イボを削ったり、ニキビ痕や傷跡を改善したり、日常診療で大活躍のレーザーなのに、単機能の安い製品を使うのです。しかし、その性能差は大きく、高性能機器を使ってみると、仕上がりの差は大きいのです。
腕の良い医師はある程度安価な機器でも結果は出せます。しかし腕の良い医師ほど高性能の機器を使うべきなのです。車や電化製品、パソコン然り、何でもそうのはずなのですが,いかんせん機器の価格は高いので、高性能機器を導入しないのですが、これは患者本位ではありません。もっと良い結果が出せるのに。。。。と思ってしまいます。
たるみの治療器,シミの治療器は何台も導入する医師が,ほくろやイボの治療にはお金をかけず1台の導入で済ませようとするのが正しいのか、いつも疑問です。
実際に当院ではもう1種類、eCO2というフラクショナル炭酸ガスレーザーも導入しています。3種類の炭酸ガスレーザーそれぞれを使い分けて、ほくろやニキビ痕、傷跡、しわなどに用いています。最良の結果を出すためです。
そんな話を力説しましたが、果たして伝わったでしょうか。。。。
さて、学会も終わり、その日の晩は打ち上げかねて,有志のドクター達でお食事会。夜遅くまでワインを飲みながら業界話に花を咲かせました。
翌日早朝にはまた大濠公園をRun。名残惜しく,朝から開店しているラーメンを食べに寄り道もしてしまいました。
ランニングウェアで汗臭いオヤジでも特に周りから目立つことなく、美味しく頂きました。