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Channel: 美容外科開業医の独り言
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日本皮膚科学会総会で講演 in 広島

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先週末は広島で開催された日本皮膚科学会での講演。

私は形成外科専門医、皮膚科医ではありません。学会の主たる内容は皮膚疾患に関することであり、私の専門外になります。しかし、数年に一度、講演をさせて頂いています。

もちろん美容皮膚科学会ではかなり精力的に仕事をしていますが、所詮私は形成外科医であり、主たるフィールドは形成外科、美容外科領域です。私にとっては普段の雰囲気と異なる学会でした。

 

講演前に会場のすぐそばの原爆ドームを10数年ぶりに訪れました。綺麗な青い空と暖かな空気に包まれながらも、70年前に起こった戦争の、核の怖さを改めて胸に刻みました。

 

学会では企業共催のランチョンセミナーで、美容的なお話しをさせて頂きました。大きなキャパの会場が満席近くなり、ちょっと驚きました。

 

座長は近畿大学皮膚科教授の川田暁先生、実は川田先生は以前私の母校防衛医大で講師をされておられ、その頃研修医で皮膚科を勉強させて頂きました。もう頭が上がりません。

もう一人の講演者は岩手医大皮膚科の角田加奈子先生、新進気鋭の若手です。

 

講演内容は高性能炭酸ガスレーザーについてです。最近この領域の機器の話しをすることが多いのですが、もっとも基礎となる機器でありながら医師による腕の差が出る機器でもあります。ほくろの治療には欠かせない機器であり、診療の主力になるにも関わらず、安価な機器を手作業で使いこなしている医師が多いのが現状です。しかし今回講演したAcupulseは高性能なスキャナ・コンピュータ制御装置がついており、ほくろなどを均一にかつ周囲への熱作用をコントロールしながら除去できます。当院にはなくてはならない機器なのです。これについて力説してきました。このお話は以前から何度もブログで書いていますが、どうして高い装置が日本では売れないのか、不思議でなりません。より良い結果が出せるのに、腕に頼るだけではなく機器に頼ってベストな結果を得ることができるのに、「弘法筆を選ばず」で治療がおこなわれているのが現状です。弘法も良い筆を使えばもっと良い書が書けるのに。。。。

患者様の立場なら、腕が良いから安価な機器でも綺麗に仕上げますよ、任せて下さい!と言われるより、高性能で均一に削れる機器を用いて、より良い治療をしますねと言われる方が良心的だと思います。

 

 

講演が終了し、せっかくなのでお好み焼きを。

 

ミシュランに掲載されたとかいう「いっちゃん」で牡蠣入りを。

 

その後はレンタカーで移動し、翌日はしまなみ海道をドライブ。

素晴らしい景色でした。

 

最近週末は休みなしですが、ちょっと一段落。今後しばらくは都内での講演です。

 

 

 

 


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