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Channel: 美容外科開業医の独り言
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新型サーマクールFLX

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サーマクールの新型であるFLXでの治療を本格的に始めました。

既にテストとしてここ最近実施はしていましたが、機器の動作がやや不安定であったのと消耗品のチップ供給が追いつかないということもあり、正式稼働,公表を控えていました。やっと本格的な始動です。

高額な機械かつ消耗品は値上がりしているので、治療費は値上げの予定ですが、年内は据え置きます。

 

新型は照射ごとに肌のインピーダンス(高周波の流れやすさ)を確認し、常にリアルタイムで適切な出力となるようにコントロールされます。逆に言えば過剰に強く照射されることもなく、鋭い痛みが減ります。痛みを和らげるための振動も今までの1方向の動きから3次元的な動きへと改善されました。

 

Faster

Algorithm

Experience

FLXだそうです(結構無理な感じ?でも英語的には略語には子音を選択するんでしょうか)

 

皮膚の浅いところまで熱が安全に伝えられるため、また均一な熱作用が生じるため、即効性が増しました。表面的なコラーゲンの膨化とそれにともなう熱引き締めによって,直後から数日間で一度効果が出ます。その後は本格的な皮膚などの線維構造のremodeling(再構築)が数週間かけて生じます(以前と同じ)。

旧型のサーマクールCPTと比較して劣っている部分はなく、即効性があるわけですから、非常に良い進化だと言えます(ただ、驚くほど変わったわけではありません)。

 

 

当院でのたるみ治療機器は今年また大きく変化しました。サーマクールがCPTからFLXに進化。

もう一方の雄、HIFU(高密度焦点式超音波ハイフ)は、ウルセラ(とベロHIFUの選択)から、さらにはウルトラセルQ+が加わりました。

もちろん機器だけでの効果は表層にとどまります。しかし引き締めておくことは今後の加齢において予防的意味合いも持ちます。緩んでから引き締めては間に合わない(緩んでない時には引き締まりませんが)ので、少したるみが出始めたらこれらの治療をしておくことは重要な意味があると考えます。

そして、皮膚深部のゆるみ、骨や脂肪の変化・萎縮などには注入剤,糸を用いる事も忘れてはなりません。

 

何が加齢性顔貌を呈しているのか見極め,相談の上でこれら治療を決定していくことこそが重要なのですが、その中でもあらゆる面から最新の手法を用いる事が出来るよう、今後も機器や注入剤はバージョンアップしていきます。

 

 

 


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