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Channel: 美容外科開業医の独り言
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札幌出張〜機器による若返りのテーマで講演

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本日は札幌で開催されている第36回日本頭蓋顎顔面外科学会(会長 北海道大学形成外科 山本有平教授)に参加しました。






昨日午後と本日午前は休診にて、ご不便をおかけしました。

今回は教育パネルディスカッションにて講演を依頼されました。「匠」シリーズ〜達人の技に学ぶ、という仰々しいテーマで、機器による若返り-私のコンセプトと治療手技-の演題名です。
機器を使って出来る事とその理論、結果や限界点、そして注入剤や糸の併用の重要性など、短い時間ですが盛り込んで話をさせて頂きました。



感謝状頂きました。


機器治療は今や世界的に主流であり、我々形成外科医にとってもマスターしなくてはならない手技です。効果が穏やかで不十分であっても、日常生活に支障をきたさない、もしくはダウンタイムの短い機器治療は特に日本人が好む手段です。しかしもう一歩進んで、ヒアルロン酸などの注入、糸によるリフトまで実施すると、そこからは外見の変化がしっかりと伴ってきます。
もちろん手術はダイナミックな変化で外科医の好むところですが、患者さんはなかなか受け入れてくれません。これだけ美容医療が身近になった現在でも、日本における手術件数は横ばいかやや増加で、一方の機器治療件数はどんどん増えているのです。
ただ、手術がなくなることはないでしょうし、その概念は大事です。
私の立場は形成外科医。仕事は機器や注入などの手技に大きく舵を切りましたが、やはり外科手技をベースにしたからこそ分かる様々な事があります。
何事も毛嫌いせず熱意を持って勉強し、吸収していきたいものです。
そして、機器治療については、これからも色々なことを若いドクターに伝えていきたいです。機械を工学的に説明するだけならメーカーや工学博士で十分。臨床、実際の自身の症例を提示して、医師としての経験を余すことなく伝えることこそが我々の仕事です。さて、自身の診療以外にあと何年この仕事ができるでしょうか。ちょっと体力的にもキツいお年頃。。。。


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