先週は金曜日を休診とさせて頂き、3日間でバンコクへ弾丸出張してきました。
Fotona APAC meeting。レーザーメーカーのアジア太平洋地域でのセミナーへの参加です。
今回は発表なく、お気楽。目的は新しい知識、情報の習得、新製品のお披露目視察です。
まだまだ知らないことが多くて、日々勉強。そこで得た知識を診療に活かし、患者サイドへ還元することこそが重要といつも考えています。
外気温は30度超えてますが、相変わらず室内は恐ろしく寒い。。。。
本社の学術責任者ズデンコ氏。Fotona社の技術、理論に関するプレゼンを一括して担う、まさに「顔」です。私の目的の全ては彼の話を聴きに来たようなものです。いつ聴いても素晴らしい、ワクワクします。
Fotona社はEr:YAGとNd:YAGの2つの波長レーザーの技術に長けたスロベニアのメーカーです。特にEr:YAGの新しい理論、使用法が面白く、古典的な皮膚を削るというablativeな理論だけではなく、non-ablativeつまり削らずに熱を深部へと送り込むsmooth modeという機構が革新的です。このモードを用いて口腔内粘膜照射による顔面たるみの治療をはじめとして、婦人科や泌尿器科の粘膜照射による更年期、老年期の子宮脱改善・膣内粘液分泌や女性機能の回復、尿漏れの改善などが可能となっています(当院では美容目的のみで使用)。当院で使用しているSPDynamisはこのEr:YAGだけでなくNd:YAGレーザーも搭載し2つの波長を発振できる最上位機種です。今回は廉価版のTime walkerという機種も発表されました。使用できるハンドピースに制限があることや出力がかなり低いことなどが欠点ですが、廉価な下位機種として美容領域での導入が進むかもしれません。
いずれにせよ、この機種は理論を理解するのが本当に難しく、様々なパラメーターをどう用いるか、理論を基に組み立てていかないと良い結果が得られません。
今回はこの機器SP Dynamisを用いたたるみ治療についてアジアのドクターから臨床経験を主とした発表があり、それらの設定を見て、当院でも2通りの考え、かなりハードに振った手法とマイルドな手法の2つを軸に用いていこうと決めました。費用は2通りに設定し、患者様の希望に応じて選択していこうと思います。詳細はまた後日公表します。
さて、夜は暇なのでナイトマーケット。インスタ映えするというスポットへ。
もちろんグルメも。ローカルなタイヌードルのお店。
地元の高校生も沢山いました。
そして定番の蟹と卵のカレー炒め、プーパポンカリー(ソンブーン)。ここは予約も可能ですが、予約なしでもだいたい30分待てば食べられるので、毎回必ず訪問。
夜遅くには宿泊ホテルそばのルーフトップバーにも。
帰国日の朝ご飯に、鶏ご飯カオマンガイ。
このカオマンガイの店はミシュラン星付き。
色々遊んでいるように見えますが、正味滞在は2日間です。。。。
相変わらず弾丸出張ですが、年内もう1回海外でお仕事予定です。より良い治療が出来るよう、まだまだ勉強していきたいし、自身の持つ情報や知識をアジアに還元したいと思っています